「パイオニアジャパン」が、野菜のペースト加工事業を開始予定: 北海道産の食品・お菓子の新製品


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2009年09月16日

「パイオニアジャパン」が、野菜のペースト加工事業を開始予定

小樽市の惣菜製造・卸会社「パイオニアジャパン」[3]が、野菜ペースト状にして栄養分を濃縮する特殊加工技術の生産ラインを、石狩湾新港地区の自社工場で、2009年10月上旬から稼動開始する予定とのこと[1][2]。

この特殊加工技術は、東京の食品販売会社「ベジテック」[4]が開発した「ネピュレ」[5]の製造技術で、具体的には
1.野菜に飽和水蒸気(約300〜800度)を当てる等の処理を行なう
2.ミキサーの遠心力により、ペースト状にする
3.急速冷凍処理を施す
というもの。

この方法では、野菜を潰したり刃物で切断する工程が無く、素材の細胞壁が破壊されないことから、作られたペーストには
・生野菜と同様の抗酸化作用が保持される
・旨み成分が濃縮される
といったメリットがあるそうです。

パイオニアジャパンでは、石狩湾新港地区の既設工場に、約4,000万円を投じて、野菜ペーストの生産ラインを設置。
更に2011年までに3億円余りを投資し、隣接地に新工場を建設する計画とのことです。

同社は
・春菊
・にんじん
・たまねぎ
・カボチャ
等をペースト状に加工して、食品加工会社等に、
・パン、麺の素材
・ジュース、ゼリー、アイスクリーム、豆腐の食材
といった用途で販売していく方針。

新工場の稼動後は、同事業での売上目標を、年間12億〜20億円としているとのことです。

新聞記事[1]では、パイオニアジャパン会長の山道勝則氏の
・「収穫時に出るはねものから高付加価値の商品を生み出すことができ、野菜嫌いの子供たちにも抵抗感なく食べてもらえるはず」
とのコメントが紹介されています。


野菜ペースト状に加工することで、刃物で切る等よりも野菜の組織破壊が起こらないというのは、非常に意外に感じました。

また、通常は商品にならない野菜(はねもの)も素材として活用できるとのことなので、食材の有効活用という面からも、今後の事業展開が非常に楽しみです。


※参考資料
・[1]野菜の栄養、うまみ濃縮 パイオニア社 小樽にライン ペースト状に製品化
 (北海道新聞2009年9月3日(木)朝刊9面記事)
・[2]野菜の栄養、うまみを濃縮 パイオニア社が小樽に生産ライン −北海道新聞[経済]
 http://www.hokkaido-np.co.jp/news/economic/186456.html
・[3]洋惣菜の文化を創造する パイオニアジャパン
 http://www.pioneer-j.co.jp/
・[4]株式会社ベジテック
 http://www.vegetech.co.jp/
・[5]主な仕入先
 http://www.vegetech.co.jp/nepuree/nepuree.htm



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